日本選手権を振り返って・3

【オフライン・2日目】

ルール:デッキ提出制・5HERO1BAN・コンクエストBO7

ほんと今回の大会のルールを考えた人がハースストーンをやっていないとしか思えない、くだらないルールで行われたことが残念である。

謎のオンライン予選が行われたり、ダブルイリミで行われていたトーナメントがいきなりシングルイリミに変わって、ウィナーズが損しかしてなかったりとか、今大会のルールに対して細かい不満は山のようにあるのだが、とりわけこの意味分からないBO7という形式はひどい。

ハースストーンのBO5とBO7はただ戦う回数が1回増えただけではないのだ。前記事を読んでくれた方は4HERO・1BAN・BO5で4デッキで1デッキを潰すという手法が極めて有効なことを理解して頂けたと思うが、当然これが5HERO・1BAN・BO7になると通用しなくなる。ということは使われるデッキやルール上有効なデッキはがらりと変わり、本来デッキ構築も根底から考え直すべきなのである。

しかし、物理的にそんなことをすることは不可能である。BO7と試合数が増えれば練習にかかる時間もBO5以上だし、理想を追い求めるならBO7用の5デッキとBO5用の4デッキ合わせて9デッキを調整し、練習しなくてはならない。今回自分は1週間1日10時間以上ハースストーンをプレイして4デッキを調整していったので、9デッキ調整するには1日20時間以上かかる。普通の人間では無理である。

コンクエストBO7をやめろと言っているのではなく、1日目と2日目でルールを変えるのがあり得ないと言っているのだ。どうしてもコンクエストBO7をやりたいなら1日目もコンクエストBO7にして頂かないと調整時間が倍かかってしまう。

ミラクルローグ.png

ということで時間がないため1日目に使用した4デッキ+ミラクルローグという歪な構成でいくことにした。試合後に色々選手で話したところ、かなりの人数が1日目の4デッキ+1デッキという構成だったことがかなしい。

気持ちを切り替えて、ミラクルローグを採用した理由を説明していこう。

・前記事で書いたメインターゲットのローグ・フリーズメイジ・ンゾスパラ・ウォリコン・プリーストのうち、ンゾスパラ・ウォリコン・プリーストを継続してメタることが出来る。ローグとも五分。

・フリーズメイジはとてもメタりやすいデッキで、他のプレイヤーもメタってくると思っていたので、フリーズメイジ使いが2日目に生き残っているとは思わなかった。有名なフリーズメイジプレイヤーが皆オンライン予選で落ちていたことも大きい。

・マッチアップ相性的には、ローグを使うよりもテンポメイジを使う方が構成にあっていることは分かっていたが、現環境でのテンポメイジの練習経験がなく持っていくことが不安だったこと、初使用のミッドレンジシャーマンを1日目に使用することが決まっていたので当日まではそっちの練習をしなければいけなかったこと。

・ローグは4デッキではメタりやすいが、5デッキでメタることは結構難しいこと。先攻と後攻で勝率が大きく変わってくるヒーローなので、後攻になった時に頑張れば、どうにかなると思っていたこと。

まぁ結果的にはこれら全てが誤算だったので、テンポメイジ持っていけばなーと思わなくもないが、結果論になってしまうのであまり反省はしていない。

<試合結果>

vs Zarathustra(メイジ/ローグ/シャーマン/ウォリアー/ウォーロック)

リージョナルに昔から毎回出ている人。対戦した経験はないので、今大会で唯一人読みの出来ない相手だった。ローグとメイジが入っていたので構成的にはなんとかなるかと思っていたら、ラクダがメイジにいきなりやられ、負けたなーと思っていたが、いつの間にか勝っていた。まぁメイジだけでなくローグに対しても有利を取れていたのが大きい。4-2。

vs Jako(メイジ/ドルイド/シャーマン/ウォリアー/ウォーロック)

まず、相手のヒーロー構成を見た時にドルイドが入っていて驚いた。強力なヒーローなのでちゃんと持ってきたことを上手いと思ったし、トークンドルイドとの相性が分からなかったので厄介だった。

このマッチアップは自分はローグが足を引っ張り、相手はフリーズメイジが足を引っ張るマッチアップだと思った。ローグvsフリーズメイジはかなりローグが不利なため、このマッチアップが成立してしまうと、せっかくフリーズメイジをメタってきた意味がなくなってしまい、負けが確定すると思った。なのでローグをフリーズメイジに当てないということを常に考えた試合だった。

初戦、あれだけインタビューでテンポウォリvs海賊を強調したので、相手はテンポウォリを出してくるか、海賊をメタってミッドレンジシャーマンを出してくるかのどちらかだと思った。ここで海賊を出さなかったら流れ的に負けるなとは思いつつも、相手がテンポウォリorミッドシャマ確定の状況でローグを出さないのは、自分のプレイスタイルじゃないと思ったので、ローグを出すことにした。結局、こんな日和りをしたら神様から見捨てられて、コインを頂けず、その後もローグが足を引っ張り、負けてしまうこととなる。1-4。

【おわりに】

今回、自分がとった作戦は1日目を100%抜けることに全てのリソースを捧げて、2日目は勝ち上がった4人の中で25%の確率で賞金が貰えればいいなぁというものでした。まぁ2日目の結果は1-1だったので、ある意味確率通りになったのかもしれません。

Jako君はすごく上手いプレイヤーで決勝でのプレイングも私より遥かに上手かったので彼が代表になることには何の不満もありません。私のような人読みプレイヤーは海外に行っても結果を出せるとは思わないので、負けた相手が彼で良かったです。応援してます。

元々、世界に行って戦いたい!という気持ちが薄い私にとって今回の準優勝という結果はそれなりに満足できるものなので、しばらくはデッキガイドを書いたりコーチング(来週から再開予定です)を行うといった活動をメインにしていこうと思います。これからもよろしくお願い致します。

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日本選手権を振り返って・3」への8件のフィードバック

    1. 無理なものを無理と割り切って期待値を上げる努力だけをするのが、HSプレイヤーのあるべき姿だと思ってます。あと3回出れば優勝出来るかもしれませんね。

      いいね

  1. お疲れ様でした。
    不躾で申し訳ないのですが、海賊ウォリアーで後攻1ターン目アップグレードコインマルグルトン(武器振らず)と動いたターンがあったはずですが、それは単なるプレミでしょうか?それとも何か考えがあってのことだったのでしょうか?

    いいね

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